仕事用電話番号取得ならIP電話導入がおすすめ

個人事業主の知識

  • 2021年2月19日

なるべく安く!仕事用の電話番号が欲しいときにおすすめなIP電話はどれ?

個人事業主やフリーランスになりはじめのころは、仕事の連絡もプライベートな携帯電話や自宅電話などを利用している人がほとんどだと思いますけど、場合によっては仕事専用の電話番号が必要になることもあります。

プライベートとは別に仕事用の電話番号が欲しい。

急遽そんな状況になり、なるべく安く、すぐに、そしてかんたんに仕事用電話番号を取得する方法を探したので共有しますね。


仕事用の電話番号が欲しくなるときってどんなとき?

プライベートとは別の電話番号が必要になる場面はいろいろあると思いますけど、具体的にはどんなときでしょうか。

  • 広告出稿などで不特定多数の人に電話番号を晒す必要が出てきた。
  • プライベートな情報を不特定多数の人に晒したくない。
  • 仕事の連絡とプライベートな連絡を分けたい。
  • 家族がいるので仕事の連絡先を家とは別にしたい。

おそらくプライバシー的な面でプライベートと分けたいって人がほとんどかと思います。対外的な信用面で携帯電話ではなく固定電話が必要って人もいると思いますけど、最近はみなさん普通に携帯番号で仕事していますし、そこまで電話番号に信用を求める場面ってなくなっている気がします。法人であればまた別ですけど。

ぼくが仕事用の電話番号が必要になった理由はネット上に連絡先電話番号を掲載する必要が出てきたためです。WEB広告出稿の際に電話番号の掲載が必要でした。

個人の携帯電話か家の固定電話も利用可能でしたが、家の固定電話は家族がいるのでちょっと抵抗がありますし、プライベートな携帯番号もちょっとイヤだったんですよね。すでに仕事しているクライアントさんとは個人の携帯番号でやりとりしているので仕事用として使う分には全然いいんですけど、不特定多数の人に知られるっていうのと、広告ですから問合せの連絡がいつ何時でもかかってくる可能性があるというのがどうもイヤだなと。徐々に仕事の連絡先として電話番号を晒す機会も増えてきたし、ちょうど仕事用の電話番号があったら便利だななんて感じていたところだったし。

そういうわけで、以下のような条件で取得できる電話番号があるならと調べてみみました。かなり個人的なニーズが含まれていますけど、意外にこの条件で電話番号が欲しいって人も多い気がしていますけどいかがでしょう?

こんな条件で仕事用電話番号って取得可能?

  • なるべく安く。
  • 電話を受けるのがメイン。
  • 今使っている個人用の携帯電話、もしくは家の電話で受けることができる。
  • 電話番号の種類は何でもいい。固定電話番号(東京03など)、携帯番号(090など)、IP電話(050)などどれでもOK。

つまりは、安くて今の使っている電話機器(スマホ)を利用して新しい番号が手に入るなら何でもいいってわけです。

基本は電話を受けるために必要です。かけるのはプライベートな電話からかけられますし、最近だと仕事上でもLINE電話でのやり取りも増えてきましたから、最初の問合せを受ける用として使えればOKというわけです。


仕事用として手軽に入手可能な電話番号の種類は?

電話番号の種類は、大きく分けて一般固定電話(ひかり電話も含む)携帯電話IP電話の3つです。

この中で、今使っている電話機器を利用して別の新しい電話番号を取得する方法はこの2つ。

  • 電話の転送サービスを利用する
  • 携帯にアプリをインストールしてIP電話を利用する方法

電話番号転送サービスとは?

主に法人向けサービスが多い印象ですけど、固定電話番号(東京03など)や携帯電話番号(090など)が付与され、自分の電話に転送してもらうサービスです。

大手電話会社、携帯会社も提供しています。固定電話番号を手軽に利用できるのが大きな特徴ですね。固定電話番号が必要という人はこういった転送サービスがおすすめ。基本料金月額数千円です。

IP電話は一番お手軽

もう一つが今回の本命。「IP電話」です。ネットで申し込んで、今使っているスマホにアプリを入れるだけですぐ利用可能です。LINE電話とかと一緒です。詳しく説明します。


IP電話って何?

IP電話アイピー電話)とは、インターネット回線を利用して音声を届ける通話方法の電話です。従来のアナログ電話は基地局経由の電話回線を利用していました。

電話番号を持たないLINE電話のようなタイプや、050からはじまる電話番号が付与されるタイプがあります。 インターネット回線を利用している電話のことをさすので、一般固定電話(東京03などの番号)としても利用されているひかり電話もIP電話です。

LINE電話はLINE同士でのみ通話可能ですが、050からはじまる電話番号のIP電話であれば、普通の携帯電話と同じように固定電話や携帯電話への通話が可能です。

今使っている携帯にアプリをインストールするだけで利用可能という手軽さに惹かれたので、050番号のIP電話を利用することに決めました。


おすすめなIP電話は?

050の番号が付与されるIP電話サービスを調べてみたところ、個人事業主やフリーランスで利用者が多いIP電話は以下の3つのようです。

  • SMARTalk(楽天モバイル)
  • 050plus(NTT)
  • スカイプ電話(マイクロソフト)

IP電話番号050が付与されて、アプリをインストールすることで現在利用しているスマホから利用可能。着信、発信もどちらも可能。月額数百円のコスト。ネット申込みですぐ利用可能。

3つともこの条件に当てはまっているので、あとは支払い方法など細かい部分を比較し、自分のニーズに最適な機種を選ぶことにします。


050 plus

SMARTalk

Skype電話
初期費用

0円

0円

0円

月額基本料金

330円

0円

570円~

固定電話への通話料

8.8円/3分

8.8円/30秒

3円/分~

携帯電話への通話料

17.6円/1分

8.8円/30秒

3円/分~

支払い方法

クレジットカード払いのみ

クレジットカード払いのみ

クレジットカード
銀行振込
PayPal

着信利用だけなら 「SMATalk」 は実質無料

着信利用だけなら「SMATalk」は実質無料で利用できます。楽天モバイルが運営するIP電話ですし、口コミを見る限り品質も問題なさそう。

というわけで「SMATalk」に申し込もうと思ったら、なんと!2020年10月から新規申し込みの受付を無期限停止中だとか……。残念。

電話をかけることが多い人は「スカイプ電話」がお得

スカイプ電話は着信メインというよりは発信する人の方がお得な料金設定。どこの国で利用するか、どこの国にかけるか、どれくらいかけるかによって料金プランが変わってきます。電話をたくさんかける人や海外にかける人なんかはかなりお得。プラン以外にも通話分をあらかじめ購入するSkypeクレジットもあります。

着信メインで 「SMATalk」の次に安いのが 「050 plus」

「050 plus」 は月額基本料金が330円のみ。 発信料金は一般携帯電話の通話料とほぼ変わりありませんが、 電話をかけなければ基本料金のみ。

日本国内使用がメインであまり電話はかけず、着信がメインという条件で 「スカイプ電話」と「050 plus」を比較すると。


050 plus

Skype電話
初期費用

0円

0円

月額基本料金

330円

570円

無料通話分(月)

0分

100分間

固定電話への通話料

8.8円/3分

6円/1分

携帯電話への通話料

17.6円/1分

6円/1分

スカイプは基本料金はほんの少し高いけど、その分100分間の無料通話がついています。携帯電話への通話料もスカイプも方が安いです。受けるだけでなく発信用としても利用したい人はスカイプの方がお得です。


IP電話のメリット・デメリット

IP電話のメリットは手軽さと安さ。デメリットは品質と信頼度があまりない点でしょうか。

IP電話のメリット

料金が安い。

とにかく価格が安い。基本料金も安いし、通話料も安い場合が多い。携帯電話への通話料は一般の電話とあまり変わらないことが多いようですが、固定電話への通話料金は安い場合が多いです。そしてIP電話同士なら無料。

ネットで申込み、すぐに利用できるお手軽さ。

ネットで申し込んでスマホにアプリをインストールするだけですぐ利用することができます。急に電話番号が必要になった場合も10分程度で番号取得が可能です。

IP電話のデメリット

050という電話番号の信頼度が低い!?

固定電話の番号(東京03など)より信頼度が低いと言われることが多かった携帯番号(090)や、IP電話番号(050)ですけど、個人的には最近はそうでもなくなってきているように感じています。もちろん、B to Bのビジネスによってはそういった信用度が重要かつ必要になる場面もあると思いますが、「特定商取引法に基づく表記」に携帯番号やIP電話番号を記載しているネットショップや企業サイトはふえていると思います。

通話品質が悪い。

ひと昔前は通話中に切れるので使えたもんじゃないなんて声もありましたけど、最近では通話品質も改善し、問題なく使用できるようになっています。LINE電話なんかも当たり前に普及していますしね。仕事用で、しかもwifi環境での利用がメインだったらなおさら何も問題ないですね。

ただし、都市部では問題ありませんが、地方都市だとIP電話ではつながらない場所もあったりするので、利用エリアによっては通常の携帯のサブ機としての利用をおすすめします。

110番や119番といった緊急電話ができない。

050からはじまるIP電話からは緊急電話ができません。これなるべく早く改善して欲しいですよね。若い子でデータ用の格安SIM携帯にIP電話をインストールして利用している子なんかも多いですし。

支払い方法がクレジットカードしかない場合が多い。

支払い方法がクレジットカードのみというサービスも多いので、クレジットカードを持っていない人は利用できません。個人事業主になったばかりだとクレジットカードが作れないなんてこともあるようなので、クレジットカードはなるべく独立前に作っておくようにしましょう。


IP電話を入手するのに必要なもの

比較検討した結果、着信のみメイン利用なので少しでも毎月のランニングコストを抑える方向で考えNTTの「050 plus」にしました。

電話をかける人はスカイプ電話でもいいのかなって気がします。固定電話を持っていない人は、携帯じゃなくて家の固定電話を購入してひかり電話を入れるのもアリですね。ネット回線があればプロバイダー次第ですけど月額500円程度で導入可能です。

IP電話を入手するのに必要な物は、クレジットカードとスマホや固定電話など。現在利用している電話番号にSMSメッセージを送るなどして本人確認を行うので、電話番号とメールアドレス、支払い用のクレジットカードが必要です。

個人事業主で仕事用の電話番号(受信専用)が欲しい人は「050 plus」がおすすめ。

  • 個人事業主で仕事用の電話番号が欲しい人はIP電話がおすすめ。
  • IP電話はすぐに電話番号入手可能。今日中に必要になった場合もOK。
  • 有名なIP電話は楽天モバイル「SMATalk」、NTT「050 plus」、マイクロソフトの「Skype電話」の3つだけど、楽天モバイル「SMATalk」は2021年2月現在新規申込受付停止中。
  • 月額基本料金が一番安いのは「050 plus」の月額330円。「Skype電話」は国内通話料100分がついて月額570円。着信専門でOKって人は「050 plus」。発信もする人は「Skype電話」がお得。
  • IP電話の申込みに必要なものは電話番号、メールアドレス、支払い用のクレジットカード。「Skype電話」は銀行振込もOK。

今回ご紹介したのはすでにプライベート用の携帯電話、固定電話はあって、仕事用として電話番号が必要という場面での電話番号入手方法でした。携帯だけ持っていて固定電話を持っていない人は、固定電話を購入して仕事用にひかり電話を導入するってのもアリかと思います。電話機購入分のお金かかっちゃいますけど。

ぼくのように本当にサイト上に掲載するためだけに仕事用の電話番号が必要という人はIP電話がおすすめです。すぐ取得できますし、ランニングコストも安いですしね。楽天モバイル「SMATalk」は発信しなければ1円もお金がかからず無料ってのが素晴らしかったんですけど、残念ながら新規受付をしていないので月額330円で同じようなサービスのNTT「050 plus」にしました。

大手だし、利用者も多いので品質も良くて満足しています。使っていて気が付いたことがあったらまた追記しますね。


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